3.25
今日はいつもお世話になっている元請け企業との面談が9:30から千葉某所で行われる。
コロナ前は年に一回必ず行っていたが、ここ二年はコロナの影響もあり中止になっていた。
あえて電車で向かう。正味二時間。本を読んだり携帯で出来る仕事をこなしながら向かえばあっという間だ。
ここ最近犬を連れて早朝散歩をしている。5:30位から1時間程度。薄暗い中から歩き出し、次第に日が差してくる。少し肌寒いが、徐々に体は温まっていく。
散歩を初めてからというもの、体の調子がすこぶる良い。何より犬が楽しそうに歩くので、ウィンウィンの関係を築き始めている。
他の犬との出会いも楽しい。『おはようございます』と飼い主さんに言って近づいて行く私達。
うちの犬は他の犬(お友達)を見つけると【最強スポーツ男子頂上決戦】に出ていた
ケイン・コスギのようにトラックを引っ張るかの如く私を引っ張って犬(お友達)に近づこうとする。
晴れていれば毎日行っているだが、今日は朝から忙しく(寝坊したので)バスに乗る時間ギリギリに支度が終わった。
『クンクンクン』と私の足元に近づき、『今日も一緒にお散歩行くよね?』と訴えている。その時間、家族は当然全員寝ている。私と犬の二人きりだ。
私は私の喋れる言語とジェスチャーで犬に伝える。『今日は行けないんだよ。時間が無いんだよね』
分かるわけもなく、私の足元に付いてくる。春休み中の二女にお散歩をお願いしようと部屋に入り、娘に近づき肩を揺らして起こす。
『何?』不機嫌極まりない。『あっ、ごめんごめん。今日朝の散歩行ける?』『行くよ。分かった』と言って目を閉じた。
『今から行けないよね?』と変な質問をしてしまった。なぜなら足元では『クンクンクン』と犬がすり寄っているからだ。
『何~?行けるわけないじゃん』で終わったが、そこに続けるなら『馬鹿じゃないの?』がバッチリ合うと思う。
『帰ったらお散歩行こうね~』と言って私は階段を一気に駆け抜けた。
帰りの電車でとあるアプリから連絡が入った。『ただ今発送致しました』『到着までしばらくお待ちください』
二女の誕生日に頼まれていた【NIKE】のスニーカーだ。
【スクショを撮ってラインに添付も既読スルー】韻も何もないが、最高にかっこいいパンチラインだ。
そんな一日だった。