偶発的な報告

3/22時折雪混じりの雨が降る午後、久しぶの友達から電話がきた。電話で話すのは1年振り位かな。

彼とは10代の頃から遊んでいた友達なので、かれこれ30年近い付き合いだ。

各自結婚をし疎遠にはなっていたが、それでもコロナ前までは1年に一回友達数人で集まる忘年会で会うのが恒例だった。

若い時は毎日のように遊んでいた仲なので、今はそれぐらいが丁度良いのかも知れない。

『どお?元気してた?』『そっちはどお?』など他愛もない会話して一区切りついた所で、

『そう言えば、後輩の○○が亡くなったって』と切り出してきた。○○君と私はそれ程接点があったわけではないが、
何回か呑んだ事のある後輩だった。電話番号も知らなければ、何処に住んでいるかも分からない。
ただ、顔は思い浮かぶ。死因など詳しい事は分からない。

聞けば自分のお店を持っていたらしい。イタリアンレストランを経営していたみたいだ。

15分位喋って『じゃ~またな』『またね』といって電話を切った。

特別面白いパンチラインは無くとも、完璧なフローでリリックを刻まなくても構わない。

たまには身近なんだけど疎遠になってる人に電話を掛けてみてはいかがなものか。