卒業式

まん延防止重点措置の延長が決まった瞬間に中止となった二女の卒業旅行。その代りに『よみうりランド』に行くこととなったらしい。

『いいじゃんよみうりランド』と私が言った。娘たちが幼いころ、毎週のように通っていたよみうりランド。もっぱらプール専門で、遊園地には行った事は無い。

『私行かないから。だって3500円払って入るんだよ』と言う。卒業旅行直前で延長されたまん延防止重点措置。なのでキャンセル料の返金が無いみたいだ。

お金の事は別にして、思い出づくりに行って来ればいいじゃん。と伝えたところ、『自由行動なんだけど、班で動くから。班に仲の良い人居ないし』なるほど。

更に続ける、『16時撤収だって。あり得ないから。今をイルミネーションやってて、それを見ないで帰るんだって』と。(今調べたら平日のイルミネーションの開催はコロナ過で中止になっていた)

みんなでボイコットするの?と聞くと『私達3人だけ』学年で3人だけか。あまり目立たずひっそりと過ごしたいタイプかと思っていたが、とっても歌舞いてる。

なぜその3人かと言うと、学校の行事として行くよみうりランドに、前日3人で遊びに行っているのだ。

おそらく、わざと前日に行き、『行事として行くよみうりランド』には行かないつもりだったのだろう。

じゃあその日は何するの?と聞いたところ、『朝学校に行って、校長先生の話を聞いて、自宅待機だって』16時過ぎまで家を出ないでくださいって言われたらしい。

世論を動かすのはいつでも体制側への不満が爆発した若者だ。

天安門、ベルリン壁崩壊など。

携帯の画面を見ながら『あほ草』とつぶやく。

3月18日、そんな娘の卒業式がある。